Tuesday, March 15, 2011

科学的情報3

京大助教の日記の転載です。 3/15/2011

mixiアカウントある人は先生はここにいます。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1689840979&owner_id=8261539

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・京都大学原子核工学専攻の公式見解ではなく、あくまで個人「秋吉優史」での発信である
・かなりはしょった部分があるので、厳密さに欠けている部分があります。専門家の間でも統一的見解とはなっていない部分もあります。数字、結果の独り歩きには極力注意して下さい。
・より詳しくは、リンク先の専門機関のサイトを見てみて下さい
・違うことが書かれている、と言う部分がありましたら秋吉までご連絡下さい
・心配しすぎるのもダメですが安心しきって舐めるのもダメです。自分の頭で判断した上で行動して下さい。私は全ての安全を保証する立場ではありません。
・安全に非難できるのであればそれは一つの効果的な対処法です。パニックにならず冷静に対処して下さい。

初めて私の文章を読む方は前三つを読んでからコメントして頂ければと。
とりあえず、この記事は半分本当で半分ウソです。

400mSv/h の環境に留まれば身体に影響があることは間違い有りません。
37分程度で 250mSv に達し、リンパ球の減少が見られるなどの確定的影響が出ます。
このレベルが1時間継続されてなおかつそこに1時間居続けても、発がんリスクは1000人いて4人増加する程度です。

問題はこの数値は3号炉の周辺のピーク値であって、すぐ近くの2号炉と3号炉のでは 30mSv/h とかなりばらつきがあります。非常に濃い放射能の気体やミストの直撃を受けたと思われます。おそらく過去の報道を見て時間的にも非常に短い時間であると思います。
トータルでどのような核種が、何Bq 放出されたのか、非常に難しいとは思いますが評価しないと人体への影響がどの程度かは評価できません。

なお、発がんは何Sv 以上被曝したら起こるとか言う物ではありません。
少しずつ被曝量が増えるほど確率が上がっていく、確率的影響なのです。
10mSv で1万人に1人が何らかの癌を発症すると言われています。
元々の日本人の発がん率を考えて、これをえらいこっちゃと取るか、無視できると取るか、判断はお任せ致します。

この記事を書いた人は、線量率の Sv/h とそれを時間で積分した線量の区別が付いていないことや、確率的影響と確定的影響の区別が付いていないなど、極めて不勉強であり、責任有る報道を行う資格はないと思います。


さて、距離を置くとどの程度希釈されるかは、風向きや気象条件によっても異なりますが、今回は以下の記事が参考になります。

新宿で通常の最大21倍放射線量 都「人体に影響ない」
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150269.html

「東京都は15日、新宿区内で同日午前に実施した放射線量調査で、通常の最大21倍の放射線を検出したと発表した。最大値は0.809マイクロシーベルトだった。都は「ごく微量で、人体に影響を及ぼすレベルではない」としている。」

ということで、都内でも有意に測定できるだけの放射線が検出されています。もちろん、福島で放出された「放射線」が直接検出されたわけではなくて、放射性物質が飛んできてそれが出した放射線が検出されています。
この記事の範囲ではピーク値は午前10時と言うことで、上記の400mSv/h が観測された時間より前であり、直接比較できないとは思いますが・・・

どのぐらい影響があるかとても不安でしたが、この程度の量と持続時間であれば全く問題有りません。

少しでも影響を減らしたいという神経質な方は、自宅のドアの外で衣類をはたいてから部屋に入り、うがい、手洗いなどをすることお薦めします。
何のことはない、杉花粉やインフルエンザ対策程度のことです。

ただ、福島の周辺でのモニタリング結果が・・・気になります。
さしあたって政府対策に従って下さい。

発がんの確立がどの程度かというのは上に書きましたが、即死するような数Svを浴びたとしても、(そのまま何十年も生き続けたとして)数パーセントの発症率でしか有りません。
不便な避難所に移動して風邪をこじらせて肺炎で死んでしまう確率の方がずっと高いのです。特に高齢者では被曝から発がんまでの潜伏期間を考えると、発がんリスクはもっと小さいと考えられます。

とにかく、「リスク」とは何か、常に他のことと天秤にかけて考えてみて下さい。人間に降りかかるリスクは放射線だけではないのですから。

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■福島第一放射線濃度は「身体に影響」…官房長官
(読売新聞 - 03月15日 11:27)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1535743&media_id=20

枝野官房長官は15日午前記者会見し、東京電力福島第一原発4号機で発生した火災で、同10時22分に、同原発3号機付近で毎時400ミリ・ シーベルト(40万マイクロ・シーベルト)、隣接の4号機周辺で同100ミリ・シーベルト、2号機と3号機の間で、同30ミリ・シーベルトの極めて高い放 射線を観測した、と発表した。

100ミリ・シーベルトの放射線を浴びると、がんになる人が増加するといわれる。
枝野官房長官は、3号機付近の放射線レベルについて、「身体に影響を及ぼす可能性があることは間違いない」と述べた。

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